“飲むだけで痩せる!”は成立するか?
ダイエッターにとって、楽して痩せたい!は永々の願望です。
答えを先に言えばYESですが....果たして、その真相とは?
まず最初に、知っておく基本法則。「エネルギーは形を変えても消滅しない」(エネルギー保存則)という物理学の法則です。エネルギー消費量>エネルギー摂取量としなければ、減量はできません。この法則は生理学においても変わりません。
ただし、生理学では摂取したエネルギーにまつわる様々な生理作用があります。ダイエット成功の鍵は、様々な生理作用をうまく利用して、摂取したエネルギーを、いかに効率よく消費するか、また蓄積させないかを考えることです。これについては、また別の項目で。
さて、本題の“飲むだけで痩せる!”ですが、エネルギー保存則に則って、これを成立させるためには、食事から摂取したカロリーを摂取しなかったことにする、もしくは摂取しない、のどちらかの方法以外はありません。
例えば、下剤のように体内に栄養素が吸収される前に、無理矢理排出してしまう。
食欲をコントロールする薬をのんで、摂取することを制限してしまう。
麻薬などにより、中枢神経に作用して食欲をなくすなど。
いずれも、結果は栄養失調でやせこけていくだけなので、きわめて危険です。
途中でやめたとしても、以前よりも基礎代謝が下がり、痩せにくい太りやすい体になっています。
もっとも、このような症状のでる飲み物は“医薬品”でしか考えられません。
医薬品は医師の処方が必要ですので、肥満症など、明らかに病気である以外手に入れることはできません。
それでは、比較的簡単に手に入るサプリメントでは考えられるでしょうか?
日本ではサプリメントはあくまでも、食品の区分です。食品に医薬品のように強い効果があると大変です。海外でも食品、サプリメント、医薬品はそれぞれ異なる区分にあります。
サプリメントは強い効果がないので、サプリメントなのです。逆に医薬品は、それに含まれる成分が強い作用をもつと同時に、副作用の危険性が常につきまといます。
したがって、ちまたで見かけるダイエット系サプリメントに関しては“飲むだけで痩せる!”は成立しません。
“飲むだけで、体脂肪を排出してくれる○○茶”・・・生理的にありえません。
“一日2000kcalブロックしてくれるサプリメント”・・・2000kcalもブッロックしたら死んでしまいます。
このように、間違った情報にお金を費やすのはやめまて、正しい知識を身につけましょう。楽して痩せる方法は、知識を身につけることです!


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